こんにちは。進学塾湊の白數です。
自学の様子を見ていると、最近ちょっと気になることがあります。
タブレットを使って勉強している生徒ほど、なかなか成績が伸びない。
もちろん、全員がそうだという話ではありません。
でも、長く生徒たちを見ていると、そう感じる場面があります。
一方で、同じタブレットを使っていても、成績が伸びている生徒もいます。
何が違うのか。
見ていると、どうやら「タブレットの使い方」が違います。
成績が伸びている生徒は、タブレットをノートとして使っていることが多い。
問題を解く。
答えを書く。
間違えたところを書く。
覚えるべきことをまとめる。
つまり、タブレットは「自分の頭で勉強した結果を書く場所」になっています。
これは、紙のノートとそれほど変わりません。
逆に、タブレットの中にある問題を次々と解いていく。
クイズ形式で答える。
正解すると次へ進む。
間違えたら答えを見る。
そして、また次の問題へ。
もちろん、こういう学習にも意味はあります。
でも、テスト前の自学としてずっとこれをやっていると、私は少し心配になります。
「勉強している時間」と「できるようになった量」が一致していないことがあるからです。
タブレットは非常に便利です。
だからこそ、簡単に「やった感」が出ます。
問題をたくさん解いた。
何問正解した。
何ページ進んだ。
画面には、いろいろな数字が出てきます。
でも、テストで必要なのは、その数字ではありません。
自分で問題を解けること。
自分で答えを書けること。
間違えた問題を、もう一度自力で解けること。
覚えた知識を、何も見ずに出せること。
だから私は、タブレットを使うこと自体には反対ではありません。
むしろ、上手に使えばとても便利だと思っています。
ただし、「学習をタブレットに任せない」こと。
タブレットはノートにしてもいい。
調べるために使ってもいい。
資料を見るために使ってもいい。
そして、知識が完全に入ったかどうかを確認するために、クイズを使うのもいい。
でも、クイズを何時間もやることがテスト対策になるわけではありません。
クイズは最後の確認。
覚えるためには、自分で書く。
考える。
解く。
間違える。
そして、もう一度やる。
自学で成績が伸びる生徒を見ていると、この当たり前のことをきちんとやっています。
結局、便利な道具を持っているかどうかではなく、
その道具を使って、自分の頭と手をどれだけ動かしたか。
ここが大事なんだと思います。
タブレットを使っているから勉強ができている。
そうではなく、
「タブレットを使って、何ができるようになったのか。」
そこを一度考えてみてほしいです。

