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五ツ木模試の成績表の見方|偏差値・合格判定と2027年度入試(独自枠・共通枠)

五ツ木模試の成績表の見方(成績表のイメージ図)

こんにちは。進学塾湊の白數です。

五ツ木模試の成績表が返ってくると、まず偏差値と合格判定に目が行くと思います。ただ、成績表にはそれ以外にも、次の勉強に役立つ情報がたくさん載っています。

さらに2026年度の中学3年生は、2027年度の新しい京都府公立高校入試を受ける最初の学年です。成績表の志望校判定も、新制度の「独自枠」「共通枠」に合わせた形になっています。

この記事では、保護者の方に向けて、五ツ木模試の成績表の見方と、結果が返ってきたらやってほしいことをまとめました。

  • 成績表のどこを見ればよいか(偏差値・順位・合格判定)
  • 志望校の「★」の意味と、独自枠・共通枠の判定の読み方
  • 教科別のページを使った復習のしかた
  • 判定に一喜一憂しないための受け止め方

※成績表の項目は、2026年度 中3 第3回の個人成績表をもとに説明しています。回や学年によって、のっている項目が少しちがう場合があります。例に出す数字は説明のための数字です。


目次

五ツ木模試とは

五ツ木模試は、京都の中学生が高校受験に向けて受ける模擬試験です。国語・数学・英語・理科・社会の5教科(各100点)で、同じ問題を受けた大勢の受験生の中で、自分がどの位置にいるかがわかります。たとえば2026年度の中3第3回(7月)は、約5,800人が受験しています。

2026年度の中学3年生は、次の8回が予定されています。

回日程
第1回5月17日
第2回6月14日
第3回7月12日
第4回9月13日
第5回10月11日
第6回11月8日
第7回12月13日
第8回1月24日

残りは第6回(11月8日)・第7回(12月13日)・第8回(1月24日)です。2027年度入試の出願は2月3日〜5日、統一学力検査は2月18日なので、志望校を決める大切な材料になります。


成績表の見方① 1ページ目「今回の成績」

1ページ目の上半分には、教科ごとの成績が並んでいます。

五ツ木模試の個人成績表1ページ目「今回の成績」の見方(イメージ図)
イメージ図(数字は架空です)。画像を押すと大きく表示されます。
項目意味と見るポイント
得点/平均点/平均点との差その回の問題の難しさは毎回ちがいます。点数だけでなく、平均点より何点上か下かを見ましょう。
偏差値受験生全体の中での位置を表す数字です(くわしくは次の章)。回ごとの比較は、点数ではなく偏差値で行います。
10段階評価偏差値を10段階にしたものです。教科ごとの得意・不得意がひと目でわかります。
全体順位/受験人数その回の受験生全体での順位です。
1000人換算順位受験者が1000人だったら何位か、に直した順位です。受験人数がちがう回どうしでも比べやすくなります。
3教科・5教科国数英の3教科と、5教科の合計の成績です。志望校の判定は、主にこの合計で出ます。
所属団体内・地域・全体の順位塾などの団体の中、進学区や地域の中、全体の中での5教科の順位です。

右側には、これまでの回の偏差値が並びます。1回ごとの上がり下がりより、何回分かの流れを見てください。下の「総合偏差値の動きと次回の期待偏差値」のグラフには、次の回の目標として「偏差値○○まで、あと○点」が出ています。お子さんと一緒に、次の目標を決めるのに使えます。


成績表の見方② 偏差値と順位

偏差値は、受験生全体の平均を50としたときに、自分がどのくらい上(下)にいるかを表す数字です。おおよその目安は次のとおりです。

偏差値上から何%くらいか1000人中なら
70約2%約23位
65約7%約67位
60約16%約159位
55約31%約309位
5050%(ちょうど真ん中)約500位
45約69%約691位

※得点の分かれ方がきれいな山の形のときの目安です。実際の順位は、成績表の数字を見てください。

偏差値は「その回を受けた人の中での位置」なので、同じ偏差値でも、受けた人が変われば意味が少し変わります。夏以降は受験生全体が本気で勉強し始めるため、点数が上がっていても偏差値が上がらないことはよくあります。それは「下がった」のではなく、「まわりと同じだけ伸びている」ということです。


成績表の見方③ 志望校判定(★は独自枠)

1ページ目の下には、国公立高校・私立高校それぞれの志望校の判定が出ます。

五ツ木模試の個人成績表の志望校判定と次回の期待偏差値の見方(イメージ図)
イメージ図(数字は架空です)。画像を押すと大きく表示されます。
  • 高校名のあとの★:特色選抜や推薦を表します。京都府の公立高校では前期選抜の独自枠のことです。★がない公立高校は、共通枠での判定です。
  • 合格判定(A〜D):成績表には、Aは「まず心配なし、上位合格が予想されます」、Bは「ほぼ安全圏です」、Cは「チャレンジゾーンで合格は五分五分」、Dは「危険率が高く、発奮が必要」と書かれています。
  • Aまで・Bまで「あと○点」:上の判定まで、あと何点必要かです。2ページ目では「入試配点なら」と「五ツ木模試なら」の2つが出ます。
  • 志望校内順位/人数:同じ学校・学科を志望している受験生の中での順位です。

独自枠と共通枠では、同じ高校でも選抜のしかたがちがいます。独自枠は学校ごとに教科の配点や面接・作文などが決まっていて、共通枠はどの高校も報告書(内申)195点+統一学力検査200点です。そのため、同じ高校の★(独自枠)と★なし(共通枠)で、判定が大きくちがうことがあります。くわしいしくみは新制度まとめページをご覧ください。


成績表の見方④ 2ページ目「志望高校別成績」

2ページ目には、公立の志望校ごとに、もう一歩くわしい情報が出ます。保護者の方にいちばん見てほしいページです。

五ツ木模試の個人成績表2ページ目「志望高校別成績」と合格可能性分布の見方(イメージ図)
イメージ図(数字は架空です)。画像を押すと大きく表示されます。
項目意味と見るポイント
志望高校の入試科目・配点にあわせた成績模試の点数を、その高校の入試の配点に直した点(入試換算点)です。たとえば独自枠で数学・英語の配点が高い学校なら、数学・英語の点が大きく効きます。
入試点と内申点の比率「400:100」「200:195」のように、学力検査と内申点をどんな割合で見るかが出ます。共通枠は200:195です。
志望高校の内申点配点その学校の、教科ごと・学年ごとの内申の配点です(5・5・5…と並びます。実技4教科を2倍にする学校もあります)。お子さんの通知表の成績ではありません。
成績から求めた推測内申点五ツ木は通知表の成績を知らないため、模試の成績から内申点を予想した数字です。判定は、この推測内申点を使って出ています。
合格可能性分布横に偏差値(入試換算点)、縦に推測内申点をとったマス目に、A〜Dの判定が並んでいます。お子さんの位置が赤い印で示されています。
主な併願先と偏差値同じ高校を志望した受験生が、ほかにどこを志望しているかの例です。私立の併願校を考えるヒントになります。
合格可能性の動き回ごとの判定の変化です。

合格可能性分布のマス目はとても役に立ちます。今の位置から「左(学力)に1マス動くと判定が上がるのか」「上(内申)に動くと上がるのか」がわかるので、この学校には学力と内申のどちらを伸ばすほうが効くかが見えてきます。

もう一つ大事なのが、実際の内申点で見直すことです。判定は模試から予想した内申点(推測内申点)で出ているので、実際の通知表の内申点とはずれることがあります。通知表から内申点を計算し(独自枠・共通枠の点数計算ツールで計算できます)、マス目のその内申点の行で判定を見ると、より実際に近い目安になります。


成績表の見方⑤ 私立高校の判定

私立高校は、専願と併願で判定が別に出ます。同じ学校・コースでも、専願なら判定が上がることがあります。また、英語や数学の配点を高くしている学校では、その学校の配点に直した点で判定されます。

併願で受ける私立高校は、公立高校に合格できなかったときの進学先になります。「判定がAだから大丈夫」だけでなく、3年間通いたいと思える学校かも一緒に考えてください。学費の目安は私立高校 学費シミュレーターで計算できます。


成績表の見方⑥ 教科別のページで復習の順番を決める

3ページ目以降は、教科ごとのページです。ここが、次の点数を上げるためにいちばん大切なページです。

五ツ木模試の個人成績表の教科別ページの見方と要復習問題(イメージ図)
イメージ図(数字は架空です)。画像を押すと大きく表示されます。
  • 設問ごとの正誤と平均得点率:1問ずつ、○×と、受験生全体の平均得点率が出ています。オレンジの●は、第1志望校の合格レベルの人の得点率です。
  • 赤い文字・赤い枠=要復習問題:成績表が「要復習問題」として示している問題と項目です。
  • 項目ごとの得点率:「数と式」「関数」「図形」のような項目ごとに、本人の得点率・平均得点率・平均との差・合格レベルの得点率が並び、レーダーグラフにもなっています。平均や合格レベルより大きく下の項目が、今の弱点です。
  • 答案の写し:自分の答案に○×が付いて返ってきます。どこでまちがえたかを、答案で確かめられます。

復習は、次の順番がおすすめです。

  • 1番目:赤い枠の「要復習問題」 志望校の合格レベルの人の多くが取れている問題です。入試でも落とせないので、最優先で解き直します。
  • 2番目:平均得点率が高いのに×だった問題 みんなが取れている問題です。ここを取れると、偏差値が上がります。
  • 3番目:合格レベルの人の得点率(●)も低い問題 難しい問題です。志望校によっては、後回しにしてかまいません。

「全部やり直す」は時間がかかって続きません。成績表の赤い枠と得点率を使って、やる問題をしぼるのがコツです。


成績表が返ってきたら、保護者の方にやってほしいこと

  • まず、受けたことをほめる:判定より先に、休日に5教科を受けきったことを認めてあげてください。
  • 偏差値の流れを一緒に見る:前の回と比べて上がった教科・下がった教科を、お子さん自身に言ってもらいます。
  • 実際の内申点で判定を見直す:2ページ目の内申点は模試から予想した「推測内申点」です。通知表の内申点で、合格可能性分布のマス目を見直してください。
  • 復習する問題を3〜5問だけ決める:赤い枠の「要復習問題」から選びます。
  • 次回の目標を1つ決める:「数学の図形で平均を超える」「5教科偏差値をあと2上げる」など、具体的に決めます。

判定の受け止め方

模試の判定は、その日の1回の結果から見た目安です。次のことを頭に置いておいてください。

  • 1回の判定で志望校を決めない:体調や問題との相性で、偏差値は2〜3くらいは上下します。何回分かの流れで見てください。
  • 2027年度は新制度の初めての入試:独自枠・共通枠の合格ラインには、まだ過去の実績がありません。どの模試の判定も、これまでのデータをもとにした予想です。
  • 独自枠は、模試に出ない力も見る:面接・作文・活動実績報告書などは模試の点数に入りません。判定とは別に準備が必要です。
  • C・Dでも、あきらめる必要はない:「あと○点」と合格可能性分布を見れば、何をどれだけ伸ばせばよいかがわかります。残りの期間で届く差かどうかを、冷静に見積もりましょう。

お子さんの成績で、どの高校・どの枠がねらえるかは、内申点と教科のバランスで変わります。成績表をお持ちいただければ、一緒に見ながら個別相談でお話しします。


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情報について

本記事の成績表の説明は、2026年度 中3 第3回の五ツ木模試の個人成績表の項目をもとに、進学塾湊が整理したものです。成績表の形や項目は、回・学年・年度によって変わる場合があります。模試の日程・申しこみ方法などは、五ツ木書房の案内でご確認ください。

偏差値と順位の目安は、得点の分かれ方が山の形(正規分布)になったときの計算上の数字です。2027年度入試の日程は京都府教育委員会・京都市教育委員会の発表によります。出願にあたっては、必ず最新の募集要項をご確認ください。

五ツ木模試の成績表の見方(成績表のイメージ図)

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