こんにちは。進学塾湊の白數です。
テストが返ってくる時期になると、ご家庭でもいろいろな会話があると思います。
「何点だった?」
多くの場合、最初に出てくるのはこの一言ではないでしょうか。
気になるのは当然です。
私も、生徒の答案を見るときは、まず点数に目がいきます。
ただ、子どもにとって、テストを見せる瞬間はけっこう緊張するものなんですね。
点数がよければ、早く見せたい。
点数が悪ければ、できれば見せたくない。
そんな気持ちで持って帰ってきたテストに、最初にかけられる言葉が点数への評価だけだと、子どもは「結果だけを見られている」と感じてしまうことがあります。
塾で生徒を見ていると、点数だけで判断されることが続くと、だんだんテストを見せなくなったり、間違えたところを隠すようになったりする子もいるように感じます。
だから私は、点数より先に、そこまでの過程に関心を向けてあげてほしいと思っています。
たとえば、こんな一言です。
「今回はどこを頑張ったの?」
「一番手ごたえがあったのはどの問題?」
「難しかったのはどこだった?」
こう聞かれると、子どもは自分の勉強をふり返り始めます。
反対に、できれば避けたい言葉もあります。
「なんでこんな問題を間違えるの。」
「〇〇ちゃんは何点だったの?」
「だから言ったでしょう。」
どれも、親としてつい言いたくなる気持ちはよくわかります。
でも、これらの言葉は、次のテストに向かう気持ちよりも、「怒られないようにしよう」という気持ちを強くしてしまいがちです。
もちろん、点数がよかったときは、思いきりほめてあげてください。
そのときも、「すごいね」で終わるより、「毎日ワークをやっていたもんね」と、頑張っていた過程に触れてあげると、子どもは何が良かったのかを自分でつかめます。
点数が思わしくなかったときは、なおさら過程に目を向けたいところです。
「どこでつまずいたと思う?」
「次はどうしたらいけそう?」
答えがすぐに出なくても構いません。
大切なのは、テストを「評価される紙」ではなく、「次につなげる材料」として親子で見られることです。
テストは、終わった瞬間から次の勉強の出発点になります。
間違えた問題には、次に伸びるヒントが詰まっています。
最初の一言で、子どもがそのテストをもう一度開く気になれるかどうかが変わる。
そう考えると、テストが返ってきた日の一言は、思っている以上に大きいのかもしれません。
次にテストが返ってきたら、点数を聞く前に、ひと呼吸。
「頑張ったところ、教えて。」
そんな一言から始めてみてはいかがでしょうか。

