湊の小学生には、中学校に上がるまでに中3までの英単語630を書けるようにを目標にしている。
現在の小学校教育では読むことも難しいこれらの英単語を、書けるところまで追求する理由は以下の2点。
①困難なことをやり抜く力とそれを達成したときに生じる自己肯定感の醸成
②全ての学習に通じる確固たる「覚える力」の養成
国語と違い、日常で使うわけでもなく触れる頻度も少ない英語、しかも高校入試レベルまでをアルファベットの音と発音を何とか結び付けて覚える。
彼ら彼女らにとって、漢字であろうと歴史年表であろうと、これ以上の暗記があるようには到底思えない。
英単語の暗記ができるなら、ほかの暗記もできる。
そしてそれは、中学校以降の彼らの基礎学力、絶対的な自信になり得る。
ちなみに、漢字もほとんどの子が小学生内容を終え、早い子は中学2年生まで進んでいる。
英単語も漢字も、すべての根底にあるのは「生徒たちの能力を過小評価せず信じる」ということである。