ずっと先生と生徒、大人と子どもという関係性にとらわれていたんだと思う。
そういう頭でいると、この対応は厳しいかなとか、まだわからなくても良いかなとか、子どもだから仕方が無いかなという、わけのわからない忖度が出てくる。
子どもは大人の小型版では無いし、倫理観が形成されるある程度の年齢になると未熟版でもない。
高低ではなく、同じ水平線の上で先に生まれたから少し先に立っている存在であって、ある分野においては子どもたちの方がずっと優れていたりするし、今の私の地点に子どもたちが到達したとき、私よりも優れているだろうし、またそうであるように子どもたちに接していくべきであろうと思う。
そうであるならば、今の彼ら彼女らに、何ら子どもを意識して接することは無いのではないかと思う。
大人と接するように、当たり前に当たり前のことを、この世界で生きやすくなるように、今後出ていく社会で当たり前のことを前提に接することこそが正しいことだと思う。