「受験というリミットがあるから主体性よりも効率をとるしかない」なんてリミットのせいにして生徒のやることを全て管理していた時期もあった。
今は全くそうは思わない。
やるなら手伝うし、やらないならその努力量以上の高望みはせずに粛々と頑張りなさいといった感じだ。
皆さんにも経験がおありではなかろうか。
言われたことはこなすがその仕事内容に責任感はあるのかと疑問を感じる同僚や、もっと考えて動けば良いのにと感じる後輩。
その人が悪い人というよりは、今までにそういう経験をしてこなかったことからきているんじゃないか。
自分で決めて自分に全責任を持って本気で頑張って何らかの結果を得て心を動かされる経験。
人は自分で物事を決めて主体的に動かないと成長なんてしないし、そうできる人間にはならない。
その最初のチャンスがこの高校入試の一年だ。
やるかやらないかを本人に決めさせて、助け舟は用意しておくが安易に手を貸さずあとは見守る。