人に対して、塾内で、家族内で、何に対しても、ここは譲らないという線引きが必要だと思っている。
例えば、湊でいうと休憩時間以外の私語は認めていない。
それがテスト範囲の確認であろうとも、教え合いだろうと、帰り時間の約束だろうと、何でも。
それは、周りで勉強する他の生徒たちのためであり、塾の全体のためであり、巡って生徒自身のためでもある。
家庭でも同じではないだろうか。
「子どもの好きなように」という意見を聞くこともあるが、私は各家庭で絶対に守らせるという線引きはあって然るべきだと思う。
そもそも、これから子どもたちが入っていく集団で好きなようにできるものはない。
知ってのとおり、世の中には理不尽なことも多い。
自分で仕事をしたり組織のトップに立てばあるいは好きなようにできるのかもしれないが、そうなるには自分を律する力が不可欠であるというのが私の実感である。
夜に遅くまで起きていて…、スマホの使用時間が…、などの相談を受けることがあるが、ご両親でもう一度ご家庭の線引きをするのはどうだろうか。