塾長メッセージ
進学塾 湊-みなと-のホームページにお越しくださり誠にありがとうございます。
私は、京都府最北端伊根町でのんびりとし過ぎた高校生活を送り、現役での大学受験に全敗。勉強漬けの浪人生活を経て同志社大学へ。卒業後、京都府北部の養護学校にて3年間「できるまで待ち、一人ひとりに尽くす」指導を実践後、カナダに留学。帰国後、大阪の集団指導塾で5年の校長職を経て、自塾を立ち上げて6年間の代表を経験。2校舎で300人の生徒をお通いいただく塾に成長させました。
自身の「勉強ができない」から努力を重ねた結果、一つのことに没頭することが生み出す力を感じた経験、あらゆる人に触れる中で感じたそれぞれのペースで生きることの大切さをもとに、生徒の気持ちに寄り添い、できるまで待つ指導を行います。また、これまでに1500人以上のあらゆる層の生徒を指導してきた経験をもとに、真に各生徒に合う指導を追求していきたい。そんな想いとともに、この地域の子どもたちの学習サポートに尽力いたします。
15年以上、集団指導と個別指導で1500人以上の生徒に関わってきた上で、私が確信を持って言えるのは、『人は、人との関わりの中で成長する』ということです。「生徒の成績を伸ばし、望みを叶える手伝いをする。」というのは塾として当然のことです。ただし、伸びるまでにはさまざまな過程があります。プリント学習を繰り返して知識を詰め込むことでも、映像授業中心に自習をすることでも成績は上がるかもしれません。そして、効率が叫ばれる今の世の中ではそれこそが正しいとされるのかもしれません。
しかし、私たち湊は「塾は成績を上げさえすれば良い。」とは思いません。人と人とが関わるとき、特に、信頼できる人との関わりの中で生まれる想いや絆の中にこそ人が成長するきっかけがあると考えます。
私の人生は、中学生のときの恩師との出会いで決まりました。その先生の授業が特別に上手だった記憶はありません。ただ、私たちに直球でぶつかり、決して誰のことも諦めず、同じ目線で接してくれたことを今でも鮮明に覚えています。田舎だったこともあり、学校外で夜空を一緒に見たり、冬には雪合戦、夏には水泳大会をしたりもしました。私はそこから彼の担当科目が急激に好きになり、それに比例するように成績が伸びました。そして、私も人の人生に関われる仕事に就きたいと思うようになりました。この年齢になってもその恩師のことを父母のように尊敬しています。
私たち湊は、生徒たちが成長する過程を大切にしたいと考えています。受験に必要な知識だけではなく、他人が自分を大切にしてくれる、家族同然に自分のことを考えてくれるという経験を生徒たちに与えたいと思います。そして、湊での学習を通して、自分の可能性の広がりを感じ、自分自身に自信を持つことと同時に、人と人のつながりの尊さ、その温かい心を他人にも向けられるような人間になってほしいと考えています。
湊は地域の教育機関として学校と協力し、この地域のすべての生徒たちの可能性を広げます。そして次の世代につながる人と人のあいだで生まれる絆を創っていきます。