妻が医療従事者なのだが、予防医学が最上であるといつも熱弁を振るっている。
病気になってからではなくて、未然に防ぐ方(かかりにくい体にする)に注力する。
なるほどなるほど、おっしゃる通り。
妻の話をふむふむと聞きながら、これは教育にもあてはまるぞと。
「塾は中3になってからでいい」というのはよく聞く言葉だ。
たしかに中3になってからでいい生徒も一定数はいる。
でも大半はとんでもない状態(取り戻すのにとんでもなく時間がかかる)状態で塾にやってくる。
全力を尽くすが、かなり厳しい状態だ。
なぜこんなことになった?
中1から小学生にさかのぼる。
小学校で「ちょっと難しくなってきたのかも」のまさにその瞬間に解決してやれたら、中学1年生で困ることは無かった。
中1生で困らなければ、中2でも中3でもほぼ大丈夫。
中学3年間の勉強をしっかりと身に付けて高校に行けば、大学に向けた基礎はできる。
「ちょっとやばいかも」で動くべきを先延ばしにした結果大変なことになっていることがいかに多いことか。
予防医学の観点からすれば、さらにその「ちょっとやばいかも」も防げよというところだろう。
経済的な面でも、実は早くから始める方が長い目で見ればお得かもしれない。
小学生から始めれば早く学習の習慣や姿勢ができる。
あらゆることが自分でできる力が早く付く。
テキストや問題がまったく理解できない状態で塾に通うから、どうしても説明を要する授業がいる。
病気になりにくい体をつくっておけば大手術する必要はない。
湊は今回のチラシの前面に「どこの塾でも良いです。中1英語に備えてください。」と大文字で書いて配布した。
この地域の全ての子どもの可能性が少しでも広がれば良いと思っている。
予防医学と予防学習。
この似たり寄ったりを是非考えてみてほしい。