湊の小学6年生は、早い生徒で中3英単語書き、中2漢字書きをやっている。
英単語も漢字も、どれもこれも見たことも無いものばかりだから、当然勉強には時間がかかる。
それでも、一番最初にこの英単語テストや漢字テストを始めたときからは、比べものにならないほど、その時間は短縮され、全く新しいものを覚えるという行為に対しても果敢に向かっていけるようになった。
そして、その小学生たちが中学校に上がるとき、英語の教科書の全ての単語が読め、書けた上で、社会や国語、理科、全ての覚えるという行為が彼ら彼女らにとってなんの障壁にもならないだろうと思う。
塾に途中から入塾する、または勉強に困ったから入塾するという選択の一番難しい点は実はそこにあって、入ってきた時点で、ほとんどの生徒は一から覚える力を鍛えないといけない。ずっといる塾生たちより、全てのことに何倍もの時間がかかる。
それが先天的なものか後天的なものかはさておき、勉強ができる・できない、得意・不得意というのは、はっきりと存在する。
だからこそ、努力や習慣・環境で何とかなる部分、できることに天井をつくらず、一人ひとりの天井を目指したい。

