勉強については何も言われない子ども時代だった。
することもしないことも自己責任だった。
人一倍負けず嫌いだったから、持ち前の瞬発力で見えないところでほんの少しだけ努力した。
もちろんそんな勉強は高校では通用するわけもなく。
それでも何も言われなかった。
自分の人生は任されていた。
先日、同じ故郷、同じ家、同じ親、自分が中学生という夢を見た。
違ったのは、夢の中での私は勉強に関してガミガミ言われていたことだ。
テストの点数がどうの、高校進学がどうの、ダメなことをまくしたてられていた。
最悪な気持ちで目を覚ました。
もし、そうであったなら今の自分は無い。
何が正解かなんて無いし、主観的で、あくまで結果論でしか無いが。
私は母に改めてありがとうと言いたい。