どうやら人にはホメオスタシスというのがあるらしい。
恒常性といって、外気温が熱いと汗をかいて体温を一定に保とうとするのもそれらしい。
その、変化に対して一定でいようとするのは、あらゆることに対してそうなのかもしれないな。
日々のリズムを崩したくない。
今の状態で不都合が無いことは変えたくない。
ずっとこのままでいたい。
でもさ、変わらないってことは成長していないのと同義じゃないのかな。
そもそも、ずっと変わらないことなんてあるのかな。
新たなことに挑戦して、運よく成功して、または当然のごとく失敗して、反省して、また挑戦して、次は成功して。
そうやってできることが増えて、人は成長していく。
失敗する回数が多ければ多いほど、人は成長していく。
そういう意味では君たちには無限に失敗の機会が、無限の可能性がある。
湊を開校してから、開校前から、やったことないことに幾つも挑戦してみて、もちろん失敗したこともあって、でも多くのことは成功して。
成功したものは何故かっていうと、たぶんやるって覚悟を決めて成功するまでやったからなんだろうなって。
ただ成功を信じてうまくいくまで続けただけ。
だから新しいことに挑戦したり、今を変えることは怖いことではない。
挑戦をやめなければ必ず良い方に進める。
まあ、抗うのは並大抵ではないよね。
そういう仕組みで生まれてきた生物なんだから。
さあ、ホメオスタシスに抗おう。