塾の使命は成績を上げること、志望校に合格させること。
この業界で16年ほどお世話になってきて、今もそう思っているが、使命を全うするための過程は絶えず変わってきた。
課題とその達成を繰り返した生徒が高校のテストで「対策プリントをください」と言ってきた。
進捗だけチェックして過程を任せていた生徒が驚くほど伸びた。
毎日目の前に座らせて合格した生徒が高校を辞めたいといってきた。
過程が変わったというよりは、目的が変わり、成績向上や志望校合格が過程となったというべきだろうか。
その子その子に今の段階がある。
ついて教える、課題と期日を与える、期日だけ決める、課題も決めさせる、大きな目標だけ設定する。
その生徒のことをよくよく見て、適切な課題を設定して自立に向かわせることが使命だと思っている。
彼らが自ら課題を設定し、自らの力で乗り越え成長していけるように。
成績向上や志望校合格はその過程で必然的に起こること。
これからまた変わっていくのだろうけど、今はそのような感じ。